ハズしたクルマが狙い目!
一方の実用車についてだが、これも需要と供給のバランスが需要過多となっていることが最大の要因となっており、現在の半導体不足やコロナ禍による部品調達遅れなどが解消しない限りは落ち着くことはなさそうだ。
昨今のウクライナ情勢の影響で、ロシアへの中古車輸出がストップしたことで中古車の平均価格も落ち着くという読みもあったが、ロシア以外の海外への輸出需要も高まっているため、そこまで大きな影響はなかったと考えられる。
このように、高いクルマ需要に対して、供給数が追い付いていないということが最大の中古車高騰の要因となっているわけだが、いわゆる“不人気車”と言われるモデルを狙えばそこまで高額な金額を用意せずとも状態の良い中古車に乗ることは不可能ではない。
そのため、とりあえず移動の手段としてクルマが欲しいと考えている人は、人気の定番車種ではなくちょっとハズしたクルマを中心に探してみると掘り出し物に出会える可能性もまだまだあるだろう。
なかには不人気車であるにもかかわらず、中古車の高騰を理由に高値を付けているお店も存在するので、そのあたりはしっかり見極めるか、難しいようであれば信頼できるお店を探してそこにお願いするのがベストである。