いまや20車種以上! 本格的な電気自動車時代を予感させる「いま日本で買える」EVラインアップ (2/2ページ)

軽EVの登場で200万円以下から選べる時代になる

 ドイツ車は車種が多い。BMWは、i3のほかにEV専用車のiXがある。エンジン車と同じ車種で選択肢としているEVでは、iX3、i4、i7がある。また、iXとi4にはMという高性能車もある。

 メルセデス・ベンツは、EQAとEQCだ。

 アウディは、e-tron(イー・トロン)と、そのスポーツバックがあり、それぞれ高性能仕様としてSモデルがある。Q4 e-tronにも、スポーツバックの選択肢がある。そして、スポーツカーのe-tron GTがあり、高性能なRSモデルがある。

 ポルシェはタイカンだ。タイカンには、荷室容量を増やしたツーリズモもある。さらに高性能仕様もある。

 最近、新たに国内市場に加わったのは、韓国のヒョンデ(現代)のIONIQ5(アイオニック・ファイブ)だ。

 購入価格でもっとも身近なのは、新たに発売となる軽乗用EVであるはずだ。補助金を使えば200万円を切る車種設定がある。

 次に、400万円を切るのが日産リーフだ。一充電走行距離の長いe+は422.5万円以上からとなる。しかし、EV利用のほとんどが比較的近距離であるなら、WLTCで322kmを走れる標準車のリーフで十分だろう。長距離移動するとしても、途中で1回急速充電すれば500km以上走れるのであり、移動中の30分くらいの休憩は、安全運転の上でも必要だ。

 輸入車では、リーフと同等の価格で買えるプジョーe208が、走り味や装備を含め魅力的だ。フィアット500eは、e208より高い450万円からの価格となるが、チンクエチェントらしい壮快な運転感覚を楽しめる。

 フィアット500eと価格でほぼ並ぶのが、国産車のホンダeだ。液晶画面の並ぶダッシュボードや、ドアミラーに替えてカメラを使った後方確認機能など、次世代感覚を味わえる。

 479万円からとなるヒョンデのIONIQ5も、最新のEVらしい内外装や装備で満たし、お得感のあるEVと感じさせる。


御堀直嗣 MIHORI NAOTSUGU

フリーランスライター

愛車
日産サクラ
趣味
乗馬、読書
好きな有名人
池波正太郎、山本周五郎、柳家小三治

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