ランクル300が新車の倍の1600万円! 新車が売ってるのに中古のほうが高い「もはや異常事態」のクルマ3選 (2/2ページ)

定価より高いことはほぼ確実な状況となっている

ホンダ・ヴェゼル PLaY

 ホンダのクロスオーバーSUVとして安定した人気を誇っていたヴェゼルは、昨年4月に2代目へとフルモデルチェンジを果たした。当初は他メーカーのSUVに似ているという声もあったが、フタを開けてみればより上質感を持ち合わせた内外装や一新されたハイブリッドシステムも相まって、瞬く間に人気モデルの仲間入りを果たしたのである。

 そんなヴェゼルは現在、ガソリンモデルで半年程度、ハイブリッドモデルでは半年以上の納期となっているのだが、ハイブリッドモデルの最上級グレードである「PLaY」については、部品供給の遅れの影響を大きく受けて、執筆時点で注文の受付を一時ストップしている状態となっているのだ。

 そのため、新車ではフルオプション(メーカーオプション)にしても360万円ほどのヴェゼルPLaYが、400万円オーバーの価格で中古車店に並んでいるという状況となっている。

軽商用バン

 納期遅れの影響は乗用車だけでなく、商用車にも及んでいるのだが、なかでもいわゆる軽バンと呼ばれるハイゼットカーゴ、エブリイバン、N-VANとそのOEMモデルの納期遅れが顕著となっている。

 通常、これらのモデルはビジネスユーザーが必要と感じたときにすぐにでも納車できるようにと、多くの販売店ではある程度の在庫を抱えているもの。もしビジネスユーザーが欲しいと思ったタイミングで提供できないようだと、そのユーザーは商売上がったりとなってしまうので、他メーカーのモデルへ移ってしまうからである。

 にもかかわらず、現在の納期は車種によって前後するものの、おおよそ2カ月~半年となってしまっており、登録済未使用車などもプレミア価格とまではいかないものの、ほとんど買い得感のない価格で取引されるようになっているのが現状なのだ。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

-

愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

新着情報