見た目ではわからないパーツも盗難が相次ぐ
触媒
最近問題になっているのが、こちら。触媒そのものが欲しいというよりも、中に使われているパラジウムというレアメタルが狙い。ロシアで多く産出されることから、最近は価格が爆上がりしていて、お金になるのが拍車をかけている。
最近のクルマはレアメタル削減であまり使用量が少ないため、15年から20年ぐらい前のエコカーが狙われやすい。車体の下に潜ってゴソゴソとやるため、盗難行為が目立たないのも特徴となる。
マフラー
マフラーも中古市場で人気なので、ホイール同様にお金に替えやすい。また触媒同様に、盗難現場が目立ちにくく、発見されにくいのは盗む側としては有利だ。
カーナビ
車内に目を移すと、社外カーナビは減ったとはいえ、まだまだよく見かけるし、金額もそこそこ。中古店で買い取ってくれるので、盗まれやすい。
対策としては盗難防止用のボルトを使って取り付けるのがある。その昔はオーディオが盗まれていたが、こちらは今では別途装着があまりないし、換金額も高くないので狙われることはほぼない。
番外
旧車や最近人気のネオクラシックスポーツカーといわれるジャンルのクルマは、高額パーツの集合体のようなもので、しかも盗みやすいのも特徴だ。車両本体ではさばきにくいこともあるし、部品にして売ったほうが儲かることもある。
実際に盗まれたという人は結構いて、ネットオークションを丹念に見ていたら、バラバラになった愛車を見つけて、警察に通報してお縄にできたという例も。ただバラバラになってしまったあとなのでクルマ自体は戻らなかった。