リースは中途解約をすると違約金が発生
ただデメリットもあり、リースの契約期間は3年〜5年が一般的で、原則として契約期間満了まで乗り続けることが条件。万が一の事故や業務内容の変更などで中途解約をすると、違約金が発生するケースがほとんどで、違約金は原則として一括払いとなります。また、月単位で走行距離が設定されていることが多く、それを超えて走ってしまうと契約満了時に超過料金が発生しますので、そこもリスクと言えるでしょう。設定する走行距離は利用者が500km、1000km、1500kmなどと何段階かの中から選べることも多いので、営業車などよく走ることが想定される場合にはあらかじめ多く設定しておくこともできますが、その分毎月のリース料金も高くなります。
また、「社有車」「社用車」をプライベートで使用することができるかどうか。これも気になる人が多いと思いますが、社内のルールで禁止されていなければ、使うことは可能です。たとえば営業に行った帰りにショッピングモールで自宅用の買い物をする、休日に自宅に乗って帰るといったことも、社内のルールに則って許可を取っていれば、問題ないでしょう。福利厚生の一環として、社員に貸与している会社もあります。
もちろん、社有車や社用車の私用が禁止されている場合には、無断で私的利用すると「業務上横領罪」などに該当し、罰せられることもあるので要注意です。また、私用が許可されている場合でも、事故などトラブルの際には誰が責任を負うのか、事前に確認しておきましょう。
ということで、「社有車」と「社用車」の違いを解説しました。どちらにしても、ボディに社名などが入ったクルマの場合はとくに、走っている間は使う人がその会社の「顔」として、街ゆく人たちに認識されることを忘れず、安全運転とマナー遵守を心がけたいですね。