アクセルをすべて戻すと燃料は一切消費しない状態になる
アクセルオフを早めにする
エンジンが動いているときは常に燃料を消費しているというイメージがあるが、じつは走行中にアクセルをすべて戻した状態では燃料カットが働き、燃料は一切消費しない状態となっている。
そのため、前方の信号が赤になっているなど、このあとブレーキを踏んで減速することがわかっている状態であるならば、事前にアクセルをオフにして惰性で進むようにすれば余計な燃料を使わなくて済むのだ。
なかには前が詰まっているにもかかわらず加速をし、急減速をするといった運転をするドライバーもいるが、これはもっとも無駄な動きということになる。
また下り坂では消費燃料を抑えるためにニュートラルで下るというとんでもない意見を見たことがあるが、前述したようにアクセルオフでは燃料カットが入る一方、ニュートラル状態ではアイドリング状態となるため燃料を消費してしまうし、駆動力がどの車輪にも伝わっていない状態ではクルマの動きが安定しないため、百害あって一利なしなので注意したい。
余計な荷物は下ろす
これもちょっとイメージすればおわかりいただけると思うが、重いクルマよりも軽量なクルマのほうが燃費に不利となる。そのため、不要な荷物を積んだままにしておくのはそれだけで燃費に悪影響を及ぼすことになる。
燃費に与える影響は微々たるものかもしれないが、それが年単位になってくればそれだけで消費する燃料にも違いが出てくるわけで、不要なものであるならば下ろすことのデメリットは皆無と言えるだろう。
ただ、軽くなるからといってスペアタイヤ(パンク修理キット)や工具類などまでも下してしまうのはいざという時に困るので、あくまで不要な荷物のみにとどめておきたいところ。
また軽量にするために満タンにはせず、こまめに給油するという人もいるが、ここのところは日に日に燃料代が上がっているため、特売日などの比較的安いタイミングで満タンにしてしまったほうがトータルのコストは低く抑えられる可能性もあるので、熟考したい。