目に入る車内の埃はなるべく除去すべし!
車内清掃の話なのに、なんでウインドウの外側まできれいにするの? と思うかも知れないが、たとえ車内側のウインドウ内側を綺麗にしたとしても、外側が汚れていれば、丸見え、意味なしなのである。今回のウインドウクリーニングは、フロント、助手席側のガラスを重点的に行えばよい(時間に余裕があれば全周)。それ以外の車内の汚れが目立つ場所(インパネ、ドア内張りの手の触れる部分/オープナー、グリップなど)、カップホルダーの底は、車内用ウエットタイプのクリーニングシートで拭き上げるのが手っ取り早い。清潔感ある臭いも残るから、車内は汚れだけでなく、空気までスッキリするはずだ。
エアコンONで大きな被害!? をもたらすかもしれないエアコン吹き出し口のルーバーにたまったホコリは、徹底的にやるなら先端にカットスポンジがついた”クルマの綿棒”と呼ばれるクリーナーピックを使いたいところだが、緊急対策としては、車内用クリーニングシートを畳んで厚みを出したものの角をルーバーの間に差し込んでホコリをシートに吸着させ、取り除けばよい。今回、やるべき場所は、あくまで助手席から見える部分、助手席に届くエアコンの吹き出し口のみでいい。
えっ、そんな車内用クリーニングシートなんか持っていない? であれば、あらかじめ、500ml程度のペットボトルの水道水に、ペットボトルのキャップ1/2程度の台所用中性洗剤をよーく混ぜた水溶水を用意。それで固く絞ったタオルで拭き上げればいい(除菌効果もあり)。これなら布シートにも使えて便利だ。ただし、タオルは新品だと毛羽が残る可能性があり、かえって汚く見えてしまうので、何度も洗った使い古しがむしろ、よい。
もし、出発前に、緊急対策的車内清掃が100%できなかったとしても、相手を迎えに行くのであれば、待ち合わせ場所につく走行中も、じつは車内清掃が可能。もちろん、走りながら拭き拭きするのは危ないから厳禁だが、信号待ち時間はやり残した車内クリーニングが可能だし、ウインドウを開けて走行し、換気することはできる。クルマを止めたまま換気するより、遥かに換気効率が高く、また効果がある(運転席と後席助手席側の対角線を開けるとより効果的)。
運よく、待ち合わせの場所に早目に着いたとすれば、招き入れる人が座る席に座ってみて、視界に入る場所、手の触れる部分を最終チェック。ここは出発前の緊急対策的車内清掃時間には含まれず、しかしさらなる車内清掃効果が期待できる。結果、すっきりとした清潔感ある(ように感じる!?)車内で同乗者との気持ちのいいデート、ドライブが、好印象のまま可能になるはずだ。とにもかくにも、たいていの女子は汚れて不潔な空間、車内が大嫌い。その後の運命!? を左右することになりかねないから、要注意である。