この記事をまとめると
■国産車からSUVスタイルのEVが相次いで登場
■その中でもっとも推奨度の高い車種は日産アリア
■次いでスバル・ソルテラが挙げられる
日産アリアは価格を割安に抑えた
最近はSUVスタイルの電気自動車が相次いで登場している。そのなかでもっとも推奨度の高い車種はアリアだ。
アリアは2020年7月に発表され、約1年後の2021年6月には、特別仕様車のリミテッドシリーズを設定して予約注文を開始した。B6リミテッド2WDの納車は先ごろ始まったが、B6リミテッドe-4ORCE(4WD)、B9リミテッドの2WDとe-4ORCEは、まだ先になる。
リミテッド以外の一般グレードで、価格が公表されたのはB6・2WDのみだ。発売時期が分割されて購入しにくいが、車両自体の作りはいい。
モーターは最高出力が160kW(218馬力)、最大トルクは300Nm(30.6kg-m)とされる。アクセルペダルを踏み増した時の加速感は、電気自動車としては比較的大人しいが、走りは滑らかで静かだ。
インパネ周辺の木目調パネルも上質で、空調スイッチをその中に埋め込んだ。後席の足もと空間も広く、注目度の高いSUVとされる。
アリアB6・2WDの価格は、カーナビや運転支援機能のプロパイロットなどを標準装着して539万円だ。経済産業省による補助金交付額の85万円を差し引くと454万円になる。トヨタ・ハリアーハイブリッドZ・2WDの452万円と同等だから、電気自動車らしい快適な走りを楽しめて、価格は割安に抑えた。