この記事をまとめると
■大型車特有の交通違反、過積載について解説
■高速道路の料金所付近などで取り締まりが行われている
■最近、自動測定器も導入されている
過積載による道路へのダメージは大きい
乗用車への取り締りはなく、大型車を中心に行われているのが過積載だ。大型トラック特有の違反としては青い地にトラックのイラストと3車線が書いてある「特定の種類の車両の通行区分」で、追い越し車線を走行している場合の通行区分帯違反もあったりする。今回は大型車を中心としたトラックでの過積載について見てみよう。
警察では幅や高さなどの違反についても問題視することはあるが、重量オーバーについてはとくに神経を尖らせている。理由は荷崩れもあるが、道路を傷めるから。高速道路では今、老朽化が進んでいるためなおさらだ。
ちなみに重量が2倍になった場合、ダメージは2倍ではなく、飛躍的に大きくなるし、高速道路工事のCMで最近よく出てくる舗装下の床板がとくに傷むという。
そのため、行われているのが取り締まりで、高速道路の料金所のところで専用の施設を見たことがある方も多いだろう。ここでは車両ごと乗せられるハカリがあって、車重を測定して取り締まりを行う。もちろん罰則や反則金もあって、中・大型トラックの場合、最大積載量の5割では2点/3万円、5割から10割で3点/5万円、10割を超えると6点/6カ月以下の懲役もしくは10万円以下の罰金となる。