いつになったら乗れるんだよ……他メーカーより納期遅延が酷くても皆「トヨタ」を選ぶワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■いま新車の納期遅延が目立つ

■トヨタ車はとくに深刻だが、それでも多くのユーザーから選ばれている

■いまトヨタディーラーは管理ユーザーの乗り換えをメインにすすめている

納期遅延に見舞われても依然トヨタが強さを見せる

 世界的なサプライチェーンの混乱に加え、ロシアのウクライナへの軍事侵攻の影響も出始めており、新車の深刻な納期遅延は収束する気配すら見せない。日本メーカーではとくに、トヨタ車の人気モデルの多くが深刻な納期遅延となっているケースが目立つ。

 販売現場で話を聞くと、「ハイブリッド車はどのモデルでも納期遅延がより深刻」とのこと。あくまで販売現場で聞いた話だが、その理由は半導体の供給の滞りが大きな原因ではないかとのこと。ハイブリッドユニット向けの半導体供給の滞りが目立ち、ハイブリッド車が圧倒的人気モデルとなるトヨタが割を食ってしまっているようである。こればかりはメーカーに一方的な責任がある話ではない。犯人捜しをするよりは、できるだけ納期を短縮できるよう、メーカーには部品調達のために奔走してもらうしかない。

 トヨタのように納期遅延が目立つメーカーもあれば、それほど極端な納期遅延となっていないメーカーもある。仮に半年以上も納車を待たなければならないのなら、納期の早い他メーカーのモデルへお客が流れてもいいのだが、トヨタ車の納期遅延が目立つからといっても、他メーカー系ディーラーでは、「それでもお客様の多くはトヨタ車を購入する」という話をよく耳にする。

 それではと、当のトヨタ系ディーラーのセールスマンに話を聞くと、「世界情勢を見ても、いまの状況が短期的に改善されることはないでしょう。人気車の多くは納期遅延というか、いつ納車になるのかもはっきりしないなか販売促進活動を進めております。そのため他メーカー車にお乗りになっているような、“フリー”のお客様や、『車検が直近にくる』といったお客様へのご対応は非常に厳しくなっております」とのこと。本音の部分では自らトラブルを抱え込むようなものなので、積極的な売り込みは控えたい様子であった。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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2019年式トヨタ・カローラ セダン S
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乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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