WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

梅雨前に施工必須の「ガラス撥水剤」! 買うときは裏面の「成分表示確認」が重要だった

梅雨前に施工必須の「ガラス撥水剤」! 買うときは裏面の「成分表示確認」が重要だった

この記事をまとめると

■窓に塗ることで撥水効果が得られるのがガラスコーティング剤

■ガラスコーティング剤には2タイプが存在する

■両者の違いと見分け方を解説する

液体ワイパーの異名をとるほど効果は絶大!

 最近は年中、雨が降っている気がするが、その際に役立つのがガラスコーティング剤だ。今回注目するのはボディ用のガラスコーティングではなくて、ウインドウに塗り込む撥水剤で、ガラス撥水剤と呼ばれるもの。液体ワイパーなどと呼ばれることもある。とくに高速道路ではビュンビュンと雨粒が飛んでいくので視界はクリアになるし、夜間は水膜によるギラツキも防げるので重宝する。なによりも気分もとてもいい。

 そのようなガラスコーティング剤だが、2タイプあるのをご存知だろうか? 通常はパッケージにデカデカと書いてある「45km/hからぶっ飛び」的な表示を見てなんとなく選んでいるかもしれないが、2タイプの差をしっかりと押さえておくとよりよいアイテム選びができる。

 ガラスコーティングのウリはよく見ると、飛び始める速度をアピールするものと、持ちをアピールするものとに分かれる。速度はすでに紹介したような感じで、持ちは「1年間持続」といった感じだ。このふたつの効果が、成分の違いにもなっているのだ。具体的にはシリコンとフッ素で、前者が弾き重視で後者が耐久性重視の成分となる。

 つまりなんとなくとか、パッケージの打ち出しだけで判断するのではなく、裏にある成分表を確認するとより自分に合ったものを選ぶことができるというわけだ。最近ではシリコンとフッ素の両方を配合したハイブリッドタイプも登場していて、撥水と持続性を両立しているものもある。もともとシリコンとフッ素はなじみにくいだけに、性能が完全に出ていないものもあるので注意したい。

 ガラスコーティングの効果を引き出すには塗り込む際に古い被膜や油膜を取り除いておくのが基本となる。そのまま塗っている人を見かけるが、シリコンは油なので油膜みたいになることもあるし、フッ素は硬くて古い被膜がマダラに残ることもある。いずれにしても効果は半減してしまうので、油膜落としのクリーナーやコンパウンドで下地を作ってから塗り込んでやるようにしたい。また塗り込んだら、しっかりと乾燥させるのも定着という点で重要となる。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了