シャシー制御系にも見直しが入り走りにも磨きがかかった
MTの追加以外にも、スープラには運動性能を向上させる仕様変更が行われた。AVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンション)の制御、アブソーバーの減衰特性チューニングにより、ロールバランスと乗り心地を改善するとともに、スタビライザーブッシュの特性変更で操舵初期の応答性を向上。さらに、AVSやEPS(エレクトリック・パワー・ステアリング)、VSC(ビークル・スタビリティ・コントロール)などのシャシー制御系も見直され、操舵フィーリングや限界域でのコントロール性能も上がっている。
エクステリアでは、RZに新意匠の鍛造19インチホイールが採用された。これは、GRヤリスやGR86と統一性を持たせながら、スポーク形状や断面形状を見直すことで軽量化と高剛性化を両立している。ちなみに1本あたり1.2kgの軽量化が実現している。カラーはプレミアムチタングレーシルバーを採用し、レースシーンに相応しいイメージが演出されている。
ボディカラーには、ボルカニックアッシュグレーメタリック、ドーンブルーメタリック、そしてRZに台数限定でマットアバランチホワイトメタリックが追加された。
RZには、メーカーオプションとしてタンカラーの内装も採用されている。
デビューから3年、一部改良でMTを追加し、運動性能にも磨きがかかったスープラ。まだまだこれからも、走ることが好きなクルマ好きを楽しませてくれそうだ。