ミニバンにだって走れるモデルはある
ミニバンをチョイスしたユーザーは、V6エンジンを搭載したキャラバン&ホーミーや、その実質的な後継車種であるエルグランドの人気が高かった。どちらも大排気量かつマルチシリンダーエンジンを搭載した後輪駆動車である点がFR系のスポーツモデルに乗っていたユーザーには受け入れられたのだろう。
そして、セカンドカーとして人気だったのが、アルトワークス、ミラターボ、ヴィヴィオといった過給機付きモデルを設定するセダンタイプの軽自動車たちだ。
筆者が以前住んでいた場所は雪深い地域だったこともあって、冬になると四輪駆動+ターボで武装したこれらの軽自動車たちが夜な夜な現れることも珍しくなく、その中には当時の有名ラリードライバーもいたとかいないとか。
このようにスポーツ車を卒業したり、セカンドカーとして迎え入れたりしたハズであったのに、結局気づけばチューニングやカスタマイズをしてしまって、スポーツ車顔負けの走りをするようになり、家族から大クレームというのは当時よくあった話。現在では気軽に楽しめる隠れアスリート車もかなり少なくなってしまったのが残念でならない。