そのほか、FIA-GT3勢のなかでは、常に安定した走りを披露する87号車「Bamboo Airways ランボルギーニGT3」、88号車「Weibo PrimezランボルギーニGT3」らJLOCが投入する2台のランボルギーニ・ウラカンGT3も無視できない存在で、得意なストレートに加えてコーナリングにも磨きがかかってきたフェラーリ488 GT3の9号車「PACIFIC hololive NAC Ferrari」も4位入賞を果たしてだけに注目の一台と言える。さらにBMW Team Studie×CSLが投入したニューマシン、BMW M4 GT3の7号車「Studie BMW M4」もパフォーマンスの高さが伺えただけに、セッティングが熟成されてくればトップ争いに加わってくることだろう。
もちろん、前述のとおり、リストリクター系や過給圧が縮小されながらも、ライトウエイトのGTA-GT300は速く、61号車のBRZや60号車、52号車のGRスープラは今後もトップ争いの主導権を握るに違いない。さらに昨年のオートポリス大会を制したGRスポーツプリウスPHVの31号車「apr GR SPORT PRIUS GT」やトヨタ86 MCの5号車「マッハ車検エアバスターMC 86 マッハ号」も要注目の存在だ。これに加えてGTA-GT300車両のニューマシン、トヨタGR86も目の離せないマシンで、なかでも昨年までロータス・エヴォーラMCを武器に躍進していたmuta Racing INGINGの2号車「muta Racing GR86 GT」はマシンの熟成とともに上位争いに絡んでくることだろう。