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高いクルマのほうがローン支払い額が少ない「逆転」も起きている! 経年による「クルマの価値」の変化はどう決まる? (2/2ページ)

高いクルマのほうがローン支払い額が少ない「逆転」も起きている! 経年による「クルマの価値」の変化はどう決まる?

この記事をまとめると

■クルマの価値はどのように決まるのかについて解説

■需要に左右されるものの、人気車だからすべて高いとは限らない

■残価率は売却時の価値を知るための目安となる

人気車だから高いとは限らない

 クルマを含めた商品の価値は、特別な場合を除くと、時間の経過に伴って下がっていく。

 価値の下がり方は、クルマの場合は車種やグレードによって異なる。愛車を売却する時の金額を決めるのは、主に中古車価格だ。中古車市場で高値で販売できるクルマなら高い金額で売却できるし、人気が乏しいと売却額も下がる。

 ただし人気車だからすべて高いとは限らない。大量に売られる人気車は、発売から数年が経過すると、中古車市場の流通台数も増える。中古車の需要を流通台数が上まわれば、中古車価格は下がり、それにつられて売却時の金額も低下する。

 逆に販売台数が少なく、中古車の流通台数も限られ、その割に中古車を求めるユーザーが多ければ、中古車価格と売却時の金額は上昇する。特に高価格車では、中古車を希望するユーザーも多く、中古車価格と売却額も高まりやすい。

 注意したいのは、現在販売されている新車を買った時の売却額は、将来的な価値の予想になることだ。現時点で高値で売却できる車種でも、購入して3年を経過した時には、価値が下がっているかも知れない。

 そして売却時の価値を知るための目安として、残価設定ローンの残価率(新車価格に占める残価の割合)がある。各メーカーのホームページに設定されている見積りサイトを使うと計算できる。

 一般的に3年後の残価は43〜48%だ。新車価格が200万円のクルマであれば、3年後の価値は86〜96万円と考えられる。

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