この記事をまとめると
■専門店やネットなどで、中古のアルミホイールが販売されている
■絶版品が手に入ることや低価格なのが魅力だが、品質に関しては注意が必要
■購入の際に見るべきポイントを解説する
ガリキズが入っているものも取り扱われている
アルミホイールの中古というのはよく見かける。オークションも含めて、ネットで売られているし、中古ホイール専門店というのもあったりする。魅力は旧車向けには絶版ホイールというのがあるが、一般的にはまずは価格で、当然のことながら新品よりも安い。
しかし、中古は一物一価、今回は中古ホイールを購入する際の注意点を考えてみよう。まずはなにはともあれ、程度だ。専門店であればリムが曲がったようなものは扱っていないだろうが、少々のガリキズが入ったものは扱っていたりする。気にならない程度のものでも、気分的にはよろしくないこともあるので事前によく確認しておこう。
程度という点では裏側もよく見ておきたい。表面はきれいでも裏側は汚いこともある。もちろん汚いのは走りには関係ないが、それまでにどう扱われていたか推測する手段にはなる。そのほか、全体的に塗装の状態も見ておきたい。また明るい色だと気が付きやすいのだが、質の悪いホイールでサーキット走行するとクラックが入ることがある。スポーツ系のホイールではとくに、表面に細かなヒビが走っていないかを見ておくといい。
以上が目視でできることだが、微妙な歪みについてはバランサーにかけないとわからないことがある。そういう意味ではタイヤもセットになっているものや、中古もしくは新品タイヤも扱っていて、組付けも一緒にやってくれる店でバランスまで取ってもらうと判断しやすい。ウエイトが大量に付いていれば何かしらホイールに原因がある場合も考えられるので、気になるなら質問して疑問は解消しておく。
確認という点では通販のほうがリスクは高まる。専門店ならまだ大丈夫だと思うが、オークションで一般ユーザーから購入する際はよく確認すること。最近は意図的に隠蔽して出品する例も増えているので要注意。とくに写真はデジカメで撮るだけで、きれいに見えるということは頭に入れておいたほうがいい。もしなにかあってもサイト側でも基本的にクレームなどは受け付けないのでなおさらだ。また品質に問題がなくても、通販の場合は送料を確認しておかないと、結果として安くなかったということにもなりかねない。