シティハッチバックもよく目についた
タイではハリアーは正規ラインアップされていないので、トヨタとしてカローラクロスがタイでは初めてラインアップされた正統派都市型クロスオーバーSUVといってもいいだろう。C-HRもラインアップされているが、こちらはクーペSUVスタイルを採用するので、見た目重視となっているといえよう。
またバンコク市内では相変わらずタクシー車両はほぼカローラ アルティスとなっているので、さながら日本では“クラウンのSUV”的なイメージもあり、カローラという圧倒的に高いブランドステイタスを持つクルマの派生車種というのも爆発的人気を支えているのかもしれない。
ほかに目立ったのは、コロナ禍のなかデビューしていた、ホンダ・シティハッチバックも結構目についた1台であった。そもそもシティは3ボックスセダンのみであり、新興国ではコンパクトモデルでもセダンスタイルの人気が高かったのだが、ハッチバックが意外なほど走っていた。
そしてコロナ禍前から正規輸入と日本からの個人輸入車が混在しながら、とにかく通りを見ていると、すぐに“お腹いっぱい”になるほど見ることができるトヨタ・アルファードの人気の高さは相変わらずであった。さらにレクサスLMもアルファードほどではないものの見かける機会が多く、ヴェルファイアも含めてアルファードファミリーはバンコクの街にあふれている。
久しぶりにバンコクを訪れて、とにかくカローラクロスの多さに圧倒された。