DIYも昔より難しくなっている
フェンダーなど
機能が作動しないならいいと思うかもしれないが、油断してはダメ。最近はボディパネルの内側の構造も衝撃吸収に配慮している。そのため、ぶつけてパネルを交換したりする際も、メーカーの指示どおりに組み付けないと性能保証ができないのでダメ。実際に保険修理をメインとする板金工場にはメーカーからのマニュアルが常備されていたりする。バンパー同様、外して、新品パネルを付けて形を元に戻しておけばOKという時代ではなくなってきているのだ。
パネルの凹み
こちらは上記と同じような部分だが、単純な凹みを直すのも高額化が進む。軽量化しつつ、衝撃を受け止めるために採用されているのが超高張力鋼板だ。メカ好きの方ならこの用語は目にしたことがあるだろう。簡単に言ってしまえば、薄くしても、張りが強いので形を維持することができるのが特徴で、張りが強いのがやっかいで叩いて元に戻すのは至難のワザ。結局、パネル交換で対応することが増えている。しかも溶接機もパテも専用のものを使う必要がある。職人不足も拍車をかけて、板金費用は高騰中。ちょっとぶつけただけだから安く済むと思ったら大間違い。