トヨタbZ4Xよりもちょっと大きくて低い! レクサスの新時代到来を告げるBEV「RZ」を世界初公開 (2/2ページ)

進化したステアバイワイヤがステアリングの持ち替えを無くす

 低く配置したインパネを組み込んでだインテリアは、シンプルなドアトリムが開放的でクリーンな印象を与えている。

 また、バイオ素材を30%使用したサステナブルな素材「ウルトラスエード」をシート等に施すことで上質な空間を実現するとともに、ロングホイールベースの恩恵を受けた後席は1000mmのカップルディスタンスを確保したゆとりある空間になっている。シートにはウルトラスエードの他に2種類の素材を採用しており、インテリアカラーは3色を設定する。

 ステアリングは、従来の円形ステアリングに加えてヨーク型ステアリングを設定。これはステアリング制御とステアバイワイヤを進化させたことで搭載が実現したものであり、ステアリング操舵角を約±150°とすることで、交差点やUターン、車庫入れ、ワインディングなどのあらゆる運転シーンにおいて、ステアリングを持ち替える必要のない運転操作を可能としている。

 また、RZは高効率ヒートポンプシステムと輻射熱ヒーター(フィルム式) を採用。シートヒーターと輻射熱ヒーターの使用時にエアコンと協調し、電池消費を抑える制御を導入している。

 今回の発表では価格や販売日に関するアナウンスはなかった。果たしてbZ4Xと同様にリースのみの取り扱いとなるのか、それともスバル・ソルテラのように、これまで同様の販売形式となるのか、その続報にも期待したい。

 2035年には販売するすべての車両をBEVとすることを目指しているレクサス。このRZが、その第一歩となる。


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