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海&山ドライブのあとの洗車は家に着く前が正解だった! 海の塩害だけじゃなく山の「樹液」もクルマには天敵 (1/2ページ)

海&山ドライブのあとの洗車は家に着く前が正解だった! 海の塩害だけじゃなく山の「樹液」もクルマには天敵

この記事をまとめると

■ドライブで海や山に行った場合のクルマのボディケアを指南

■海では塩分と砂が、山では樹液がウインドウやボディにダメージを与える

■なにはともあれ帰路に着く前にウインドウとワイパーは綺麗に拭きあげたい

海山ドライブの機会も増えるからこそ知っておきたいボディケア

 いよいよ春本番、新緑の季節。そしてあっという間に初夏がやってくる。秋とともに、1年中で最高のドライブシーズンだ。「GO TOキャンペーン」の再開もあって、海、山、高原、湖へとドライブに出かける人も多いはずだ。が、ドライブが気持ちいいのは乗員だけ……。クルマはこの季節だからこそ、そうした目的地だからこそ、ダメージを受けかねないのも本当なのである。

 たとえば海へのドライブ。暑い日であれば、現地で駐車する際、ハンドルにタオルなどをかぶせて熱さ対策するのは誰もが考えつくところ。が、それだけでは十分とはいえない。まず、駐車する際、海風を直接あびない場所を選ぶことが重要だ。というのは、海岸と駐車スペースの間になんの遮蔽物がないところに止めると、クルマは塩分を含んだ砂被害に合うことになる。ボディは風に乗って運ばれてきた水分を含んだ塩分でベトベト、砂でザラザラという状況になってしまう。

 それがボディ、下まわりのサビの原因になることはもちろんだが、もっと怖いのは帰路。そのまま走り出してしまい、途中で雨が降ってきてワイパーを使った瞬間、ウインドウに付着した塩分と砂をベトついたワイパーが引きずり、かえって視界を悪化させる。さらに、ウインドウをキズつけてしまう可能性もあるのだからまずい。そこで、少なくともワイパーのあるウインドウ面だけはクリーニングしてから出発すべきなのである。水道設備があれば文句なしだが、なければ持参したウインドウクリーナーとタオル、あるいはウインドウクリーナークロスできれいにしておきたい。

 が、それだけでは完璧とはいえない。ウインドウ面に加え、ワイパーブレード部分のクリーニングも不可欠。ウインドウ面だけきれいにしても、ワイパーブレード、およびその接触面に塩分汚れや砂が付着したままワイパーを作動させれば、これまたウインドウ面のダメージは避けられないのである。

 そしてもちろん、海辺のドライブ・駐車であれば、ボディ全体、下まわりにも塩分を含んだ砂、汚れが付着している。筆者の場合は、面倒でも家に着く前にコイン洗車場に寄り、ボディ全体、下まわりの汚れを高圧の水で吹き飛ばすことにしている。疲れていることもあるだろうから、帰ってからでは洗車が先延ばしになる可能性もあるし、家庭の水道、ホースの水圧では、塩分を含んでベトついた汚れを落とし切れないからである。

 ちなみに、筆者が昔からやっている海辺をクルマで訪れる際の駐車術は、あえて海辺の駐車場、駐車スペースを避け、少し海から離れた、海との間に建物や壁などの遮蔽物がある駐車場に止めることにしている。海辺まで歩く距離は増えるものの、クルマへのダメージは軽減できるからである。もちろん、海岸の砂浜の上に止めるなどもってのほかである。下の写真はもってのほかの例である(実際は企画の撮影中です)。

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