嫌味を言われないどころかむしろ”通”扱いを受けちゃうかも?
フィアット 500(現行)
可愛らしいルックスで人気のフィアット500も手ごろかつ個性をアピールすることができる1台と言える。現行型は2008年から販売がスタートしている長寿モデルだが、スタイルはほぼそのままという点も古さを感じさせない魅力のひとつだ。
クセのある2ペダルMTであるデュアロジックと呼ばれるミッションはトラブルが出やすいと言われているが、長寿モデルだけにメンテナンス方法や修理についても確立されているため、信頼できるショップさえ見つけられれば比較的安心して乗ることができる、輸入車のエントリーモデルとも言えるだろう。
価格も安いものでは総額50万円以下というものも多く出まわっているのも嬉しいポイントだ。
スズキ・ジムニー(先代)
未だに長い納車待ちが必要となっている現行型ジムニー。それに伴って中古車は相変わらず新車価格以上のものも多く、先代モデルも高年式・低走行のものは価格が跳ね上がってしまっている。
しかし、20年に渡って生産されてきた先代型だけに、初期のモデルは安価なものも多く、中には車両価格が10万円台という格安物件も存在しているのだ。
さすがにここまで安価な車両は初めての愛車にはオススメしづらいが、アクティブに休日を楽しみたいと考えているのであれば、ジムニーを相棒とするのも選択肢としてはアリだろう。また、カスタマイズパーツも豊富なので、上司に目を付けられない範囲で楽しむのもいいかもしれない。
日産 ウイングロード(3代目)
趣味で長尺物を積んだり、車中泊を楽しんだりしたいという人には、すっかり不人気ジャンルとなってしまったステーションワゴンがオススメだ。とくに3代目ウイングロードは、2018年まで販売されていただけでなく、エアロパーツをまとった仕様やオーテックが手掛けた「ライダー」といったスタイリッシュな仕様も存在している。
とはいえ全体のフォルムは兄弟車関係にある商用バンのADバンと共通であるため、クルマに詳しくない上司から見たら社用車のADバンとの違いに気付くこともないだろう。
そんなウイングロードはステーションワゴン不人気の影響もあり、ほとんどの中古車が総額100万円以下で買えてしまう、バーゲンセール状態となっている点もオススメできるポイントなのだ。