この記事をまとめると
■スバル初のグローバルBEV「ソルテラ」の日本仕様が発表された
■ET-SSとET-HSの2グレード構成でET-SSにはAWDだけでなくFWDも用意される
■価格は594万〜682万円で初年度の販売計画は150台/月を予定
ついにスバル・ソルテラの日本仕様の価格が判明
スバル初のBEVである「ソルテラ」は、発売前から雪上試乗会を開催するなど、スバルの気合いの入り方が半端でないことがよくわかる、社運を賭けた1台だ。そんなソルテラが、ついに日本でも5月12日から受注受付を開始することが発表された。
すでに当サイトでもワールドプレミアされた際にレポートをお届けしているが、復習も兼ねていま一度詳細をお伝えしよう。
前述の通り、スバル・ソルテラはスバル初のグローバルBEVで、「安心と愉しさ」というスバルならではの価値を詰め込みながら、地球環境にも配慮。これまでのスバルのクルマと同様に安心して選んでもらえる実用性を備えたモデルとなっている。
ソルテラは、「都会・自然のなかで存在感を主張するBOLDER SUV」というコンセプトでデザインされており、スバルの共通デザインフィロソフィーである「Dynamic×Solid」をさらに大胆に表現。フロントビューにはシームレスなヘキサゴンモチーフが与えられ、「スバル」であることを主張。サイドでは、前傾姿勢で低重心のスポーティなシルエットに、SUVらしい逞しさを強調する大きなホイールアーチが印象的だ。リヤには個性的なコンビネーションランプが与えられており、未来的な雰囲気をまとう。
ソルテラにはFWDとAWDが用意されたが、気になるのはやはりAWDだろう。前後独立モーター駆動となるAWDのソルテラは、その走行性能も「スバル」だ。スバルが培ってきた技術や知見が最大限に注ぎ込まれており、従来のエンジン車のAWDシステム以上に緻密な駆動配分で、常に4輪で路面を捉える安心感ある走りを披露してくれる。もちろんスバルではお馴染みのX-MODEを採用し、ソルテラではさらにグリップコントロールも追加されている。
インテリアのコンセプトは「運転の愉しさと、くつろぎの開放空間の融合」で、低く抑えられたインパネとモジュール化されたコクピット、インフォテインメントを集約した大型ディスプレイとシンプルなセンターコンソールなどにより、洗練された雰囲気が漂う。また、BEVならではのロングホイールベースが空間の広がりを感じさせせるキャビンを実現している。
カーゴルームもSUVとしての積載性にこだわったもので、9.5インチのゴルフバッグが4個入る容量を確保。荷室高を2段階に調整できるフロアボードを下段に設定すれば、VDA法で464リッターという大容量の荷室空間が現れる。
スバル・ソルテラはET-SSとET-HSの2グレード構成となり、ET-SSには1モーターのFWDも用意される。価格は、ET-SS FWDが594万円、ET-SS AWDが638万円、ET-HS AWDが682万円、初年度計画台数は150台/月を予定する。現金一括、クレジットなどの購入プランが用意されているという。
新時代に向けたスバル渾身の1台として、社運を一身に背負って発売されるソルテラ。どうやらスバルの未来は明るそうだ。