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乗用ではスズキ! 貨物はダイハツ! 苦しんだ2021年度の熾烈な軽バトルの結末とは (2/2ページ)

乗用ではスズキ! 貨物はダイハツ! 苦しんだ2021年度の熾烈な軽バトルの結末とは

この記事をまとめると

■2022年3月の軽四輪車新車販売台数が発表された

■軽四輪車総台数ではダイハツ、軽四輪乗用車台数はスズキがトップ

■このデータからの考察を述べる

いま販売台数が必ずしも人気のバロメーターとはいえない状況

 全国軽自動車協会連合会(全軽自協)から2022年3月単月の軽四輪車新車販売台数が発表されたのと同時に、2021事業年度(2021年4月~2022年3月)締めでのブランド別軽四輪車新車販売台数も発表された。

 軽四輪車総台数でのトップはダイハツで50万6436台、2位はスズキで47万498台であった。その差3万5000台は2020事業年度締め年間販売台数よりは差が開いているものの、そのレベルは僅差といっていいだろう。

 軽四輪車総台数でトップとなったダイハツなのだが、2020事業年度締め年間販売台数と同じように、軽四輪乗用車台数ではスズキが36万328台なのに対し、ダイハツは34万8154台となり、スズキがトップとなっている。軽四輪乗用車でスズキにリードを許したものの、軽四輪貨物で大差をつけてトップとなり、結果的に軽四輪総台数でダイハツがトップとなる傾向がここのところ目立っている。

 2021事業年度はコロナ禍のなか、サプライチェーンの混乱による完成車の生産遅延も顕在化してしまった。そのため、販売台数統計が必ずしも人気のバロメーターともいえない状況となり、いまの困難な時期に何台出荷することができたかを示すものともいっていい状況となっている。

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