先進安全運転支援機能も最新世代にアップグレード
さて、308のトピックはエクステリアだけではない。そのインテリアも魅力的だ。新世代の「プジョー iコクピット」と「プジョー iコネクト」と呼ばれる最新のインフォテインメントシステムは、世代を重ねるごとに進化、モダナイズされた。コクピットは水平基調でシンプルだが、ドライバーオリエンテッドにレイアウトされ、快適で適度に囲まれた感のある空間となっている。ダッシュボード中央に組み込まれた10インチタッチスクリーンや特徴的なデザインのオートマチックセレクターが、未来感を演出してくれる。
シートには高密度クッションのダイナミックシートを採用。「GT」グレードではアルカンタラ&TEPレザー(合成皮革)となり、フロントシートヒーター、運転席10ウェイ電動(2ポジションメモリー)&マルチアクティブランバーサポート付き。「アリュール」グレードではファブリック&TEP素材のシートとなる。
先進運転支援システムも最新世代のものがセットアップされており、マルチファンクションカメラ(夜間、二輪車、歩行者探知機能)を改良。さらに、フロントカメラ(GT)/両サイドカメラ(GT)/後左右コーナーのレーダーを備えたことで、プジョー初採用となる機能が追加されており、大幅なグレードアップが果たされている。
パワートレインはガソリン、クリーンディーゼル、PHEVの3タイプを用意。1.2リッターガソリンは130馬力の直3を搭載し、燃費はWLTCモードで17.9km/Lを記録。クリーンディーゼルは1.5リッター直4で130馬力。燃費はWLTCモードで21.6km/Lとなり、先代モデル比で5%燃費が向上している。PHEVは180馬力の1.6リッター直4に110psの電動モーターの組み合わせで、システムトータル出力は225馬力。リヤアクスル下には12.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、64km(WLTC/ハッチバック)のEV走行可能距離を実現している。
新型308の価格は、ハッチバックが305万3000〜490万6000円、ステーションワゴンは325万3000〜530万6000円となる。
9年ぶりのフルモデルチェンジにより生まれ変わったプジョー308。ブランドの新しい紋章を掲げて、これからのプジョーを牽引するモデルであることは間違いなさそうだ。