この記事をまとめると
■お金の掛け方はさまざまだが、安全装備は充実させたい
■先進安全装備はオプション設定や上級グレードのみに限られるものも
■機能の割には価格を求めやすく抑えたものが多い
先進安全装備はオプション設定が多い
クルマに対するお金の掛け方はユーザーによってさまざまだが、安全装備はなるべく充実させたい。交通事故はクルマにとってもっとも大きな欠点で、これを防ぐのが安全装備であるからだ。
安全装備の内、衝突の危険が迫った時にブレーキを作動させる衝突被害軽減ブレーキは、新車として売られる乗用車の大半に標準装着されている。しかし先進安全装備には、オプション設定だったり、上級グレードのみに限られる品目も見られる。
たとえば新型ヴォクシー&ノアの場合、後方の並走車両を検知して知らせるブラインドスポットモニターは、13万4200円のオプション設定だ。価格が高い印象も受けるが、ヴォクシー&ノアのブラインドスポットモニターは、安心降車アシストやパーキングサポートブレーキ(後方接近車両)などと併せてオプション装着される。
安心降車アシストとは、電動スライドドアを開いている最中に自転車を含めた2輪/4輪車が接近すると、スライドドアの作動を止める機能だ。降車した乗員が、接近してきた車両と衝突するのを防ぐ。
ちなみにスライドドアは、開いた時にドアパネルが外側へ張り出しにくく狭い場所でも開閉しやすいが、後方の車両からは開いたことがわかりにくい。しかもスライドドアは、横開きドアと違って前方が塞がれずに開放されるから、子供の飛び出しも誘発しやすい。このようにスライドドアは、便利な代わりに危険も多く、とくに右側はチャイルドセーフティロックなどを使って飛び出しを防ぐ必要がある。この欠点を補うのが安心降車アシストだ。