この記事をまとめると
■新型シビックは北米ではセダンとハッチバック、高性能版のSiがラインアップされる
■ハッチバックで日米比較した場合、アメリカのシビックのほうが総じて安い
■C/Dセグメントの試乗が極めて大きい北米市場では競争力のある価格が設定される
北米市場で圧倒的な人気を誇るホンダ・シビック
最近は日本でも、若い世代にも着実に人気が広まっているといわれているホンダ・シビック。「とくに6速MTへの支持が高い」(ホンダ本社)という。
価格は、LXが319万円、またEXは353万9800円と、往年のシビックユーザーからすると「ちょっと高め」に感じるプライスリストだろう。
そんなシビックは、2022年の北米カー・オブ・ザ・イヤーに輝いている。ホンダの北米法人であるアメリカンホンダのウェブサイトを見ると、日本仕様と同じハッチバックのほか、セダンに加えてスポーティなSi セダンという大きく3モデル形式で販売されている。
気になる価格は、セダンが2万2350ドル(1ドル122円換算で、272万6700円)~、ハッチバックが2万3350ドル(284万8700円)~、そしてSiセダンが2万7300ドル(333万600円)~となっており、日本と比べると少し安い。
日米比較のため、ハッチバックのグレードを見てみると、ベースグレードのLXとSportは2リッターエンジンを搭載。一方で、1.5リッターターボエンジン搭載モデルは、EX-L(2万7050ドル/330万100円)と最上級グレードのSport Touring(2万9850ドル/364万1700円)となり、日本仕様との差はあまりないように思える。
ただし、最近はロシアとウクライナでの情勢不安から米ドルが為替市場で買われる傾向が強いため、円安傾向が続いている。そのため、現地の新車価格が円建で高く見えるようになっている。少し前の100円台後半から110円前半だと、新車シビックの価格は明らかにアメリカの方が日本より安いといえる。