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「禁止」と書いてなければアリなのか? いま流行の「車中泊」が問題となるケースとは (2/2ページ)

「禁止」と書いてなければアリなのか? いま流行の「車中泊」が問題となるケースとは

この記事をまとめると

■春の到来でお出かけシーズンとなり車中泊にも注目が集まっている

■車中泊に適しているのは「トイレがあって」「安全を確保できる照明のある」「フラットな場所」

■SA・PAでは車中泊禁止とは歌っていないが他人に迷惑をかける行為は避けたい

車中泊するのにSAやPAは適しているが……

 春の到来に合わせて「まん防」こと、まん延防止等重点措置が解除されたこともあってドライブ旅行に出かける計画を立てている方も多いのではないだろうか。気ままなドライブ旅行といえば、最近では「車中泊」がキーワードになる。

 ミニバンやワンボックス、はたまたSUVなどのラゲッジやシートアレンジに、クッションなどを加えるといった工夫をして、横になれるスペースを確保することでクルマの中で寝てしまおうというのが車中泊。宿の予約を取らなくてもいいので気ままに移動できるし、なにより宿代がかからないというのもメリットだ。

 そんな車中泊だが、クルマを停められる場所であればどこでも快適に寝られるというわけではない。実際に車中泊を楽しんでいる筆者の経験でいえば、車中泊をするには「トイレがあって」「安全を確保できる照明のある」「フラットな場所」であることが最低条件となる。さらに飲料の自動販売機などもあれば理想的だ。

 こうした条件を満たすのは、各地にある「道の駅」か、高速道路のSA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)となる。そうした場所に行くと、何台ものクルマが夜を過ごしているのを確認することができるだろう。

 一方で、道の駅やSA・PAは「原則、車中泊禁止」という話もある。はたして、そうした場所で車中泊をしているユーザーはルール違反をしているのだろうか。

 結論からいえば、SA・PAは車中泊禁止とはうたっていない。道の駅についてもよほどトラブルがあって完全禁止を明記している場所でなければ夜間に駐車すること自体に問題はない。なぜなら、いずれの施設も安全運転のために適切な休憩をするための場所であり、そこで仮眠をすること自体は禁止行為どころか、むしろウェルカムといえるからだ。

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