この記事をまとめると
■ギヤ比の変更などによって電費が向上
■これにより補助金も増額となった
■シフトスイッチも形状を変更し使い勝手が向上している
両モデルそれぞれ15〜20kmほど走行距離が伸びた
フランスの老舗自動車メーカー「プジョー」のラインアップの中でも、世界中で人気がある208は同社を代表するコンパクトカーだ。
そんな208は、2020年より日本にシリーズ初となるEVモデルを投入している。それが「e-208」だ。また、コンパクトSUVにも「e-2008」を投入し好評を博している。実際に、それは数字にも表れており、2021年の販売実績は、それぞれシリーズ全体の約11%/13%を占めるほどだという。
そんな絶好調なe-208/e-2008が一部改良を実施した。
今回の仕様変更では1回当たりの充電走行距離を延長し、それによりCEV補助金の増額を達成することに成功しているという。また、ガソリンエンジンモデルと同様に、新デザインのオートマチックセレクターを採用したことで操作性が向上し、センターコンソールまわりのデザイン、スペース効率を改善しているのが特徴だ。
電費効率の改善には、ギア比の変更やヒートポンプの効率改善が功をなしており、以下のようなスペックとなっている。
e-208 : 現行380km → 395kmへ15kmアップ (WLTCモード)
e-2008: 現行 360km → 380kmへ20kmアップ (WLTCモード)
また、上記のように走行距離が延長されたことで、CEV補助金が増額となった。今回仕様変更されたe-208およびe-2008は、令和3年度補正予算「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」の、電気自動車における補助上限額65万円が交付されるとのこと。
※令和4年度当初予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」も同様に対象となる見込み。
価格は以下の通り。
e-208 Allure 425万5000円
e-208 GT 464万6000円
e-2008 Allure 467万9000円
e-2008 GT 509万8000円
これを機に、EVが気になっていたユーザーは検討してみてはいかがだろうか。