ワインディングロードで「AD09」が真価の片鱗を見せた
さて、目的地の箱根・ターンパイクは桜がちらほらと咲き始めていて絶好のお花見日和! と言いたいところですが、この日は少し雲行きが怪しく、雨が降りそうな状況。
降る前に性能をチェックすべく、ワインディングで走行を開始! すると、ここまで大人しくドライブに寄り添っていた「AD09」が、ようやくワインディングロードで本領発揮。グリップとコントロール性の高さにびっくりしました。ハンドリングが軽やかで、アンダーステアもオーバーステアも出さずに、意のままの方向に抵抗なくクルマを前に進めてくれます。
「これは楽しい!」思わず言葉がこぼれました。ブロックもヨレづらく、熱の入り方も極端じゃないから全然タイヤもタレない。
ですが、流石にここは一般道なので、タイヤの性能を限界域まで引き出すことは敵わず、私が負けました(笑)。本当の限界をサーキットでテストしてみたい。そう思わせてくれるタイヤでした。ここまでの性能があるなら「ワンメイクレースの指定タイヤにしたらどうかな?」と思いますがいかがでしょう。
今回の試乗車トヨタGR86やマツダ・ロードスターをはじめとするスポーツカーはもちろん、ポルシェやメルセデスAMGなどのプレステージカー、フェラーリやマクラレーンなどのスーパーカー市場は拡大していますが、今回試乗した印象では、そういったハイパフォーマンスカーのパワーも問題なくしっかり受け止めてくれると思います。
街中、高速、峠、サーキット、すべての環境で期待に応えてくれた「AD09」。情報によれば、ロングライフなのでお財布にも優しいとのこと。
また、今回は結局雨が降らずにテストできませんでしたが、ウエット性能も両立されているとのことで安心感も十分。「アドバン・ネオバAD09」は、クルマ好きの欲望を叶えてくれるとっても頼もしいタイヤと言えそうです!
アドバン・ネオバ AD09 タイヤサイズ一覧