ヒョンデに続けと躍進を狙う韓国自動車メーカー
これら韓国2トップに対して、GMコリアは北米モデルと同じ中小型SUVを販売の中核に据え、EVに関してアメリカ本国や韓国電池メーカーとの連携を深めている。
ルノーコリアはプレミアムブランドとして、セダンのSM6やSUVのQM6を擁しているが販売シェアはモデルラインアップが少ないことで限定的と言わざるを得ない。
そのほか、韓国メーカーとして独自性が強いサンヨンは、個性豊かなデザインのさまざまなSUVやコンセプトモデルを輩出してきたが、経営が安定せず。2010年代にインドのマヒンドラ・マヒンドラに買収されたが、2020年に会社更生法の適用を申請しており、今後の動向が気になるところだ。
このように、韓国自動車産業界は、ヒョンデグループの存在感が、新車はもとより、部品メーカーでも極めて強い状況にある。そうしたなか、ヒョンデが今後、日本市場での事業展開をどう進めていくのか? 日本自動車産業界はヒョンデの動きを興味深く見守っているところだ。