この記事をまとめると
■日本では全人口の約1割の人が自動車に関わる仕事をしている
■クルマに対する知識がなくてもクルマ好きなら目指せる仕事がある
■王道以外のクルマに関係する仕事を5つ挙げて紹介する
約1割の人が自動車に関わる仕事をしている
日本では、仕事をしている全人口の約1割にあたる、529万人もの人が自動車に関わる仕事をしていると言われています。昔よりは減っているかもしれませんが、「大きくなったら自動車メーカーに入りたい」という夢を持っている子供もまだまだ多いものですね。自動車産業のあらゆる知識や技術が学べる「自動車大学校」「自動車専門学校」の生徒には、少しずつ女性の割合も増えてきているとのこと。クルマが好きで、将来はクルマ関係の仕事がしたいと夢見ている少年少女たちが目指すべき道も、多種多様に広がっています。
皆さんがすぐに思い浮かべるような、整備士や設計士、カーデザイナーやディーラーのセールススタッフなどのほかにも、あまり知られていないけど意外とクルマにたくさん触れることができる職業もありますので、今回はそんなお仕事をご紹介したいと思います。
1つ目は、短時間でもいいから、とにかくいろんなクルマに乗ってみたい! という人におすすめなのが、大きなホテルになると必ずといっていいほど用意されている、「バレーサービス」のスタッフです。ホテルのエントランスでお客様が荷物などを下ろし、下車された後に、そのクルマを預かって駐車場に停めておくことと、お客様が外出される際に、駐車場からエントランスまでクルマを運んでくることが、バレーサービススタッフの務めです。
もちろん、ぶつけたり壊したりするのは言語道断なので、扱いには気を使うし、責任重大ではあるのですが、古いクルマから最新のクルマまで、あらゆるクルマに触れることができるのが醍醐味。一流ホテルになるほど、ロールスロイスなどの超高級車に乗ってくるお客様も多くなりますから、普通に暮らしていたらまずご縁のないクルマにも乗れるかもしれないですね。
2つ目は、クルマを運転することも好きだけど、洗車などでクルマをきれいにピカピカにすることが大好き、という人におすすめなのが、車内清掃スタッフです。最近は車内清掃専門の業者も増えてきており、時間をかけてじっくりと愛車の内外装をきれいにしてもらいたい人から依頼が多くなってきています。
これも、1回の料金が2万円前後からとなかなかのお値段になってきますから、ある程度の収入がある人がお客様のボリュームゾーンとなるはず。依頼のあるクルマも、それだけのお金をかけて掃除するに値するクルマとなるはずなので、もしかしたら憧れのクルマが入庫してくるかもしれません。こちらもいろんなクルマに触れることができ、しかもクルマのすみずみまで知ることができる職業と言えるでしょう。