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キレイ好きは「ガマン」が必要! 洗車は「少ないほうがいい」とプロが断言する理由とは (1/2ページ)

キレイ好きは「ガマン」が必要! 洗車は「少ないほうがいい」とプロが断言する理由とは

この記事をまとめると

■洗車歴40年の洗車ジャーナリストの持論は「洗車はなるべくしないほうがいい」

■洗車することで3日はボディから完全に水気が抜けず汚れの原因となる

■「プロによるボディコーティングが施されていれば」という前提が条件となる

洗車小僧だった頃からの経験から達したひとつの結論

 1980年代から1990年代の洗車ブームの一役を担い、多数の洗車関連書籍、ビデオ、TV、ラジオ出演(主にNHK)、イベントなどに携わり、15年以上に渡って洗車補修用品メーカーの開発アドバイザーに従事。

 トヨタ86コラボグッズ洗車アイテムのプロデュースも行ってきた筆者は、洗車小僧時代を含め40年以上の洗車経験からひとつの持論に辿り着いた。

 それは、「洗車はなるべくしないほうがボディを美しく保てる……」という自身の経験に基づく結論だ。実際、新車から8年目のシルバーボディの愛車は、屋外駐車にして、自慢じゃないが飛び石などはあっても、塗装は美しいままに保たれていると自負している。

 そもそも洗車の基本として、洗いすぎは厳禁だ。クルマをザブザブ水洗いすると、表面の水気を拭きとったとしても、ボディから完全に水気が抜けるのに、晴れの日が続いても2~3日はかかると言われている(洗車のプロの証言)。つまり、愛車を常にきれいにしようと3日に1度の洗車をしたとすれば、1年中、ボディの内部は水気がジメジメと残ったままとなり、サビやコケの発生、そして水気に付着する汚れの凝固を促すことになってしまうのだ。

 そして素人が、とくに風に乗って砂や鉄粉が降ってくる風の強い日を含め、屋外でボディに触れれば触れるほど、擦れば擦るほど、自然と微細な磨きキズが付いていく。それは例えカーシャンプーを併用しても、と考えていい(最後の水気のふき取り時にはシャンプーの滑性力は得られない)。

 かつてダークカラーのボディのクルマに乗っていてたとき、埃が目立つゆえに、頻繁に洗車をしていた経験があるのだが、数年後、ボディが薄ボケ、艶が失われてしまった。そこで、新車の磨きを専門とするプロに相談したところ、やはり洗いすぎ、触りすぎによる微細なキズが艶を失わせる原因であるということだった。プロは洗って磨いても、プロ機材を正しく使っているしテクニックもあるから、そうした心配はあまりないが、素人が無暗に洗い触りすぎるのは、いい結果にならないということだ(やり方やボディカラーにもよる)。

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