この記事をまとめると
■日本上陸を果たした中国車「紅旗」の日本本社で見かけない大型SUVを捕捉
■全長5m超、ホイールベースも3m超のこのSUVの正体は「紅旗HS7」だった
■3リッターのV6スーパーチャジャー搭載で最高出力240kW(326馬力)
日本上陸を果たした話題の超高級中国車「紅旗」
WEB CARTOPの2022年2月の記事で紹介した、大阪なんばに誕生した『紅旗エクスペリエンスセンター』が大きな話題になっている。「ついに、中国メーカーが日本市場に本気で上陸!」と桃田健史さんのリポートによりお伝えした、中国最大手の第一汽車のラグジュアリー路線を担っているのが、この紅旗ブランド(HONGQI=ホンチー)である。
2022年3月某日に見事スクープ捕獲となったのは、たまたま大阪出張時に打ち合わせのために難波駅を降りて「紅旗エクスペリエンスセンター」前を通過したときのことだ。見慣れない大型車両を取り囲む人垣に吸い寄せられるように近付くと、仮ナンバーをつけ、白い保護シートに覆われたSUV車を目の当たりにした。
見たことのない黒い大型SUV車をぐるっとひとまわりするとリヤゲートに「紅旗」、さらにその左下には「中国一汽」のロゴを発見し、紅旗のSUV車両であることを確信した。
ここでおさらいしておきたいのは、紅旗だ。紅旗の日本上陸の第一号車となったのは、Eセグメント高級車である紅旗H9というモデルだ。Eセグメントモデルといえば世界的に有名なのはメルセデス・ベンツEクラス、BMW5シリーズ、アウディA6などに代表されるクラスといえば、自動車に明るくない人でも認識していただけるだろう。
この紅旗H9には直噴直4ターボエンジン搭載車も本国にはあるが、日本には、最高出力200kW、最大トルク400Nmを発生する直噴V型6気筒のガソリンエンジンをスーパーチャージャーで武装した上級グレードが上陸している。
リヤシートはふたりがけとなり、ショファードリブン専用車のような作りとなっている。このパワーユニットを収めるH9のシャシーは、紅旗ではEセグメント専用の最新FRレイアウトとなっている。