この記事をまとめると
■一昔前は、カスタムやチューニングは敷居が高い趣味だった
■ここ最近はメーカーがカスタムパーツを自ら出すようになった
■メーカーが協力的なお陰で、カスタム文化の敷居はぐっと下がった
メーカーも本気になって誰でもカスタムが楽しめるようになった
かつては、クルマ好きにとってクルマはイジるもの。筆者も80年代にフェアレディ280Zやファミリア、そして軽自動車のミラまでイジり倒し、自分好みのカスタマイズカーに仕上げる楽しみを味わっていた。が、最近のクルマは完成度が高く、また電子制御の塊だから、なかなかイジることが難しい。イジりすぎると保証が利かなくなって、車検にも通らなくなる場合もあるなどの弊害もあったりする。
が、今でも自動車メーカー自らが、声を大にしてはいないものの、本音は「イジってください」と言わんばかりに、本格的な純正カスタマイズパーツを用意しているクルマもあり、また、自動車メーカーが手を出しにくい部分の魅力的なカスタマイズパーツをリリースしているアフターマーケットのカスタマイズ専門ショップも少なくない。
高度な純正カスタマイズが可能なクルマの筆頭が、トヨタGRのラインアップだろう。たとえば2022年1月のオートサロンに展示されていたGR86には、トヨタとして発表されたカスタマイズパーツが装着されていた。それもGR開発ドライバーによるアイテムというのだから、カスタマイズしたいと思っているユーザーとしては「これしかない」と言えるだろう。
その内容は、カーボン製のエアロパーツ、オーバーフェンダー、スポイラー、スポーツサスペンションキット、フジツボと共同開発したスポーツエキゾーストシステムなど、堂々と装着できるものばかり。それらは全国にあるGRガレージで対応してくれるから、心強い。
コンサルティング(webでもOK)からパーツの展示、そしてGRレンタカー(入庫歴のあるユーザー向け)の用意もある。もちろん、GRヤリスなど、すべてのGRモデルが対応している。