メーカー自らカスタムを推奨! かつてマニアの趣味だった「クルマイジり」の敷居が下がっていた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■一昔前は、カスタムやチューニングは敷居が高い趣味だった

■ここ最近はメーカーがカスタムパーツを自ら出すようになった

■メーカーが協力的なお陰で、カスタム文化の敷居はぐっと下がった

メーカーも本気になって誰でもカスタムが楽しめるようになった

 かつては、クルマ好きにとってクルマはイジるもの。筆者も80年代にフェアレディ280Zやファミリア、そして軽自動車のミラまでイジり倒し、自分好みのカスタマイズカーに仕上げる楽しみを味わっていた。が、最近のクルマは完成度が高く、また電子制御の塊だから、なかなかイジることが難しい。イジりすぎると保証が利かなくなって、車検にも通らなくなる場合もあるなどの弊害もあったりする。

 が、今でも自動車メーカー自らが、声を大にしてはいないものの、本音は「イジってください」と言わんばかりに、本格的な純正カスタマイズパーツを用意しているクルマもあり、また、自動車メーカーが手を出しにくい部分の魅力的なカスタマイズパーツをリリースしているアフターマーケットのカスタマイズ専門ショップも少なくない。

 高度な純正カスタマイズが可能なクルマの筆頭が、トヨタGRのラインアップだろう。たとえば2022年1月のオートサロンに展示されていたGR86には、トヨタとして発表されたカスタマイズパーツが装着されていた。それもGR開発ドライバーによるアイテムというのだから、カスタマイズしたいと思っているユーザーとしては「これしかない」と言えるだろう。

 その内容は、カーボン製のエアロパーツ、オーバーフェンダー、スポイラー、スポーツサスペンションキット、フジツボと共同開発したスポーツエキゾーストシステムなど、堂々と装着できるものばかり。それらは全国にあるGRガレージで対応してくれるから、心強い。

 コンサルティング(webでもOK)からパーツの展示、そしてGRレンタカー(入庫歴のあるユーザー向け)の用意もある。もちろん、GRヤリスなど、すべてのGRモデルが対応している。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

新着情報