この記事をまとめると
■車載動画を撮りたい人にオススメのアイテムを紹介
■カメラを用意しなくても、使い古したスマホを有効活用することがポイント
■ドライブの記録やYoutuberデビューにオススメだ
YouTuberデビューをしたい人にはお古のスマホがオススメ
自動車関係のユーチューバーが臨場感ある車内からの走行動画をUPして人気だが、一般の自動車ユーザーでも、自身の走行シーンを録画してみたいと思っている人は多いはず。じつは筆者も、仕事での新車試乗はもちろん、プライベートのドライブでも車内からの走行シーンを録画、記録したいと思い始めているところだ。
とはいえ、その道の専門家ではないから、専用のGo Proなどの録画機器を導入するまでもないと考え、ならば、使い古しのスマートフォンのカメラによる動画撮影でもいいんじゃない?ということになった。が、問題はスマートフォンをどう車内の、臨場感ある走行シーンが撮れるような場所に設置するかだ。インパネに吸盤などで取り付け、スマートフォンをナビゲーションとして利用するためのホルダーは多数あるものの、前方視界を映し出すとともにドライバーをなめた(部分的に入れ込むという意味)画角で撮影するとなれば、ドライバーの横、または後ろから、スマートフォンのカメラ部分を前向きにセットしなければならない。
そこでいろいろ調べた結果、前席のヘッドレストステーに取り付ける、SEIWAの「WA70 リアスマタブアームホルダー」に辿り着いた。本来は、後席でスマートフォンやタブレットをセットして、動画やゲームを楽しむためのアームホルダーなのだが、裏技として、スマートフォンのカメラで走行動画が撮れることに気づいたのである。
WA70 リアスマタブアームホルダーのスマートフォン、タブレットの対応サイズは幅120mmから190mm。厚み15mm。重量500gまでとなっていて、ヘッドレストステー左右の間隔は最小125mmから最大150mm。上下幅最小50mm~。Nintendo Switchにも対応する。
なにしろ、ヘッドレスト取り付け部180度、アームの中間部分240度、そしてスマートフォンやタブレットを取り付ける部分は200度+ボールジョイント360度の可動が可能。後席用のモニターとして使う場合でも高さ、角度が変えられ、たとえばヘッドレストの真後ろ、運転席と助手席の間など、モニター位置は自由自在。運転席背後の子供に見せる、後席乗員みんなで見る……といったことが可能なのである。
前席ヘッドレストステーへの取り付けは簡単だ。伸縮式のアームを縮めて左右のヘッドレストステーに固定するだけ。伸び方向にもバネが効いているから、かなりしっかりと取り付けることができた。あとはこれまた伸縮式のホルダーにスマートフォンを挟むだけ。インカメラで画角を調整しながら録画するのが常套手段だが、モニター面を後ろに向ければ、より画質のいいフロントカメラが前向きにセットできるわけだ。
ただし、本来、スマートフォンやタブレットを後席用のモニターとして使うためのアイテムだから、そのままスマートフォンをホルダーに取り付けると、カメラが塞がれてしまう。とくに下の写真の左側のスマートフォンのように、カメラのレンズ部分が四角形になっているものだと、その影響を受けやすい。が、スマートフォンをズラしてホルダーに固定することで、筆者のスマートフォンの場合は、カメラレンズをホルダーの上方に出すことができた。これで撮影可能になる。