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カタログはすり切れるまで読む! 街ゆくスーパーカーに群がる小学生! 熱狂度がハンパなかった昭和のクルマ好きの生態 (2/2ページ)

カタログはすり切れるまで読む! 街ゆくスーパーカーに群がる小学生! 熱狂度がハンパなかった昭和のクルマ好きの生態

この記事をまとめると

■いまはさまざまなクルマ好きのジャンルが存在する

■しかし昔のクルマ好きは比較的、同じ方向を向いていた

■その理由と当時の様子について解説する

ディーラーにカタログをもらいに行く小学生も!

 昔はクルマ好きが多かった、というのはよく聞く言葉だ。もちろんそれは正しいし、異論もない。今もクルマ好きというのはいるものの、その中身はちょっと違う気がする。現在はジャンルが細分化していて、チューニング、ドレスアップ、レース好き。さらには旧車や痛車など、さまざまだ。

 一方、昭和はというと、ほぼ全員が同じ方向を向いていた。つまり、全員が一丸となって“ただのクルマ好き”だった。どういう感じかというと、新車が出れば自動車雑誌を貪り読み、場合によってはディーラーにカタログをもらいに行って穴が空くほど読む。当然、自動車雑誌はバカ売れしたし、ディーラーも小学生が自転車で来てもカタログをくれたいい時代だった。ちなみに1970年あたりのリアル旧車のカタログはハコスカなど、実車はかなり売れたにも関わらず、程度のいいものの現存数は少ない。理由は当時、ボロボロになるまで読み込み過ぎためだったりするので、恐るべし当時のクルマ好きである。

 スーパーカーブームが起これば子どもたちは全員狂ったようにカードを集め、スーパーカーショーにピッカリコニカを持って押し寄せただけでなく、走っているスーパーカーを見つけては信号待ちなどで群がり、写真を撮らせてくれと取り囲むほど。

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