驚くほどの納期遅延でもユーザーは「欲しい」を貫く! 2022年2月の新車販売台数ランキングで浮き彫りになった事実 (2/2ページ)

ユーザーは納期が遅延していてもトヨタやホンダを選ぶ

 軽自動車では、N-BOXのライバルとなり、売れ筋のスズキ・スペーシアが前年同月比45.4%、ダイハツ・タントが前年同月比で64%と低調な結果となっているが、これも生産遅延などが反映されたものと考えられる。3月に増産を控えての動きなのか、事業年度末商戦の決戦月ともいえる3月の動きに注目である。

 納期遅延では、トヨタやホンダがより苦戦しているようにも見えるが、納期遅延が目立つからといって、納期に余裕のあるモデルに需要がそのまま流れているようにも見えない。日産や三菱などでは、それほど深刻な納期遅延は発生していないのだが、「お客は納期遅延であっても、トヨタ車やホンダ車を選ぶ」といった嘆き節を販売現場で聞くこともある。買う側も、現状を理解しロングスパン(納車まで長い間待っても)でお気に入りの新車を手に入れようといったひとが多いようである。

2022年2月 通称名(車名)別販売ランキングトップ30

ホンダN-BOX(19974台)

トヨタ・カローラ(12636台)

トヨタ・ルーミー(11229台)

トヨタ・ヤリス(10417台)

トヨタ・ライズ(9903台)

日産ノート(9788台)

ダイハツ・タント(8936台)

ホンダ・フリード(7289台)

スズキ・スペーシア(6964台)

日産ルークス(6656台)

スズキ・ワゴンR(6651台)

日産デイズ(6374台)

トヨタ・アクア(6317台)

ダイハツ・ミラ(6313台)

スズキ・アルト(6140台)

ダイハツ・タフト(5988台)

日産セレナ(5981台)

スズキ・ハスラー(5545台)

ホンダ・フィット(5359台)

ダイハツ・ムーヴ(5237台)

トヨタ・アルファード(4553台)

ホンダN-WGN(4248台)

ホンダ・ヴェゼル(3826台)

スズキ・ジムニー(3725台)

マツダCX-5(3596台)

トヨタ・シエンタ(3556台)

トヨタ・プリウス(3326台)

トヨタRAV4(3071台)

マツダ・マツダ2(3062台)

トヨタ・パッソ(2906台)


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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