補修してもらうことも可能!
さらに安くするなら、無印と呼ばれる自動車メーカーのロゴが入っていないものにするという手もある。作っているのは純正と同じメーカーで、いわばアフター向けのもの。品質は変わらず、自動車メーカーのロゴが入っていないだけで安くなる。ただし、見る人が見ると交換したことがわかってしまうので、気になる人にはオススメできない。ちなみに量販車種だと、東南アジア製もあって自動車ガラス専門店でも扱っているところがあるが、像が歪むなど価格は安いけど品質も劣るので、応急用ならいい程度だろう。
交換費用については、自動車保険(車両保険)でまかなえるというのはご存じの方も多いだろう。注意したいのは、以前であれば等級は変わらなかったのが、現在では1等級ダウンの1年間事故ありになるということ。だから、保険か自腹か、どっちが安いかは考えてから使ったほうがいいだろう。
交換以外で方法としてあるのが補修だ。注意点はいくつかあって、まず大前提となるのがすべてのキズが補修できるわけではないということ。線キズはダメで、丸くえぐれたタイプだけだと思ったほうがいい。星型になっているのは程度によりけりなので、プロに相談の上となる。方法としては樹脂を流し込んで固めるというものだが、強度は新品レベルに戻るわけではなく、「これ以上ひどくならないようにしてある」と思ったほうがいい。とはいえ、さらに割れてくることもないし、キズ跡もかなりきれいになるので、補修は対処法として充分にありだろう。
飛び石で割れて、補修できそうならできるだけ早く、専門店などに持ち込むのが鉄則。その際、表面にテープを軽く貼って、異物が入り込まないようにしておこう。ゴミが入らなくても、排気ガスに含まれる油分などが入り込むと樹脂でしっかり固められなくなってしまうからだ。飛び石でのガラス破損は避けられないものではあるが、その後の対処はできるだけ速やかに行ったほうがいい。