クルマの先の「ちょいのり」は折りたたみ自転車！ドライブの幅が広がる「６輪生活」が健康でエコで最高だった

スタイリッシュなデザインとラゲッジに収まるコンパクトさが便利

　購入したあと、コンパクトなステーションワゴンのラゲッジルームに積んで持ち帰ってきたのだが（ラゲッジルームの法は、奥行き105cm、幅99cm、天井高81cm）、フロアの半分程度を占領するだけ。これなら輪行バッグに入れて積み込んでも、ほかに機内持ち込みサイズのキャリーケースなどが余裕で入ることになる。

　たたんだまま家に持ち帰り、玄関の踊り場に置いてみたのだが、たたんだ状態でもオブジェと思えるほどのカッコ良さがあったのには驚いた。家人もこれなら置いていい……と言ってくれたほどである（最近、ドラマの主人公の家のリビングルームの背景に折り畳み自転車が置いてあったりする／高畑充希さん主演の「ムチャブリ」など）。

　そのスタイリッシュさを維持するため、夜の運行に不可欠なライトもシルバーの物を別途用意（駐輪時の盗難防止のため簡単にライト部分だけ取り外せる電池式タイプ）。当然、ハンドルバッグなどを付けるつもりはなく（スタイリッシュさを損なうのと、重量バランス維持による）、運行時、こだわってシルバーっぽいバックパックを背負うことで、荷物の積載を解決することにした。

　と、ドライブ旅行での現地周りの近距離「エコ」移動のために購入、導入した14インチタイヤ&シングルギヤのコンパクトな折り畳み自転車だが、じつは、3.11東日本大震災で被災した経験から、災害時にも役立つギヤとなることは間違いないと確信している。クルマで走れないような道の走行はもちろん、クルマで行っても止められないような場所への情報収集、公園などの仮設トイレに向かう際、見回りの足としても、ライトウェイトで機動力に富む折り畳み自転車は極めて有用になるに違いないのである。