新世代のワーゲンバスはシャープな顔つきのイケメンに
フォルクスワーゲン・バスといえば、なんといってもそのスタイリングが特徴であるが、ID.BUZZとID.BUZZカーゴは、そのスタイリングも受け継ぎ、近未来的にブラッシュアップさせている。とりわけLEDヘッドライトの間にあるV字型のフロントパネルは象徴的であり、オプションでツートーンカラーを選択すれば、かつてのフォルクスワーゲン・バス同様に、このフロントパネルは塗り分けられることになる。
4712mmという全長に対して2988mmという非常に長いホイールベースとなっているID.BUZZは、インテリアも広々としている。5人乗りとなるMPVバージョンのカーゴスペースは1121リッター。これは、5人が旅行するのには十分なスペースとなっている。2列目シートは折り畳むことが可能で、この場合、積載量は最大で2205リッターまで増加する。
カーゴモデルでは1列目後ろ、もしくは2列目後ろに固定仕切りを配置できる。フラットでスクエアなカーゴスペースは、ユーパレットをまるまるふたつ積むことができるスペースが確保されている。
ID.BUZZとID.BUZZカーゴは、まずはヨーロッパの数カ国において2022年秋から発売を開始(5月より先行発売予定)する。そしてヨーロッパだけでなく、アメリカとカナダでもマイクロバスを復活することを宣言している。
欧州と北米でフォルクスワーゲン・バスが再び走り出すことは非常に喜ばしい。残念ながら日本導入についてのアナウンスはないが、願わくは、日本でもフォルクスワーゲンID.BUZZ&ID.BUZZカーゴが走る姿を見たいものだ。