この記事をまとめると
■見た目と走りのギャップが凄いクルマを紹介
■メーカー純正にも関わらずクルマのキャラとは真逆の仕様だったモデルも
■最上級グレードを頼むと凄いクルマが届いたが、そのことを知らずに乗ってた人も多かった
「その見た目で!?」と思わず口に出てしまうこと必至
クルマをつかさどる要素として、見た目のカッコよさというのは何よりも大きなウェイトを占めるもの。しかし、マニアになってくるとゴリゴリにスタイリッシュはスポーツカーよりも、一見すると野暮ったい見た目でありながらも実は相当なポテンシャルを秘めている、というモデルに惹かれてしまうもの。
そこで今回は、見た目はスタイリッシュとは言えないけれど、実は高い動力性能を秘めていたモデルを独断と偏見でピックアップしてご紹介しよう。
ダイハツ・ストーリア/ブーン
ストーリアと言えば、前期型は「ストーリア星人」、後期型は「犬顔」などと呼ばれ、後継車種のブーンについてもスペース効率を優先した実用コンパクトカーといった見た目を持ったエントリーカーだ。
しかし、ストーリアとブーンには、モータースポーツベース車として「X4」というグレードが用意されていた。これは主に全日本ラリーに参戦するユーザーをターゲットとしたもので、当時の規定に合わせてターボ係数をかけてもターゲットとするクラス(ストーリアは1リッター以下、ブーンは1.6リッター以下のクラス)にエントリーできるように中途半端な排気量(ストーリア713cc、ブーン936cc)となっていた。
また、ラリーがターゲットということで、当然ながらフルタイム4WDでギヤ比も日常使いを無視したとも言えるローギヤードかつクロスミッションとなっており、その見た目からは想像できないほどの加速力を持ち合わせていたのだ。