時価総額世界第2位のEVメーカーとなったリビアン
そんなESGバブル真っ只中で、アメリカの株式市場に上場したBEVベンチャーの「リビアン」の資産総額は一時、米主要メーカーGMの資産総額を超える10兆円を記録した。
「リビアン」は2011年に米フロリダで生まれた。BEVに辿り着くまでさまざまなコンセプトモデルやテストカーを導入して知見を蓄え、満を持して導入したピックアップトラックBEV「R1T」の量産が始まっている。
また、同じプラットフォームを活用したクロスオーバーの「R2T」がある。
生産の実績は数千台程度といわれている状況であり、既存の工場に加えて第二工場の建設計画も発表されており、これから量産体制が順調に整うかどうか、市場関係者は注意深く見守っているところだ。
2022年は、日産「アリア」の本格的なデリバリーが始まり、またトヨタ「bZ4X」とスバル「ソルテラ」は年央に発売予定で、さらに欧州メーカー各社からも様々なBEV新型モデルが上陸する。
近い将来、リビアンが日本でその姿を見せることになるのだろうか? いまのところ、日本へのリビアン正規輸入計画や日本法人設立に関する正確な情報はアメリカから流れてきていない。