この記事をまとめると
■雪道を走行する際にはタイヤチェーンやスタッドレスタイヤが必要になる
■いまタイヤチェーンにはさまざまなタイプのものが存在する
■4種類のタイヤチェーンについて詳しく解説する
タイヤチェーンは金属の鎖だけじゃない!
雪道を日常的に走ったり、非降雪地から長距離を走ってスキーやスノボに行くなら、スタッドレスタイヤが基本だ。ドライと雪道が混合しているような場合でも、そのまま走れるのは快適だし、便利でもある。
しかし、東京などのいつ降るかわからない地域や、ごくたまにしか降雪地に行かないような場合はチェーンのほうが費用的にも負担は小さい。また性能的にも、昔からあるスチール製のいわゆるチェーンは振動が凄かったりするが、最近はそのほかの種類もいろいろと出てきているので、うまく使えば快適にドライブもできる。また、最近では豪雪時の立ち往生防止のため、スタッドレスではパスできないチェーン規制もあって、所持していないと通行できないので注意が必要だ。ひと口にチェーンと言っても、種類はさまざま。今回はチェーンの種類を整理してみた。
スチール製
いわゆるチェーンで、金属の鎖を組み合わせて作られているので硬い氷面路でもガッチリと食いつく。シンプルな構造のため安いのもメリットだが、それゆえ装着が面倒だったりもする。スチール製にもハシゴ型と亀甲型の2タイプあって、前者はトレッド面に対して横一文字になるので、チェーンが路面に接地しない部分があってスリップすることもある。一方、亀甲型は斜めに通っているので、常に設置しているため、グリップ力は高い。価格も後者のほうが高いが、性能を考えるとこちらを選びたい。
ただし、いずれにしてもドライでは路面へのダメージも大きいし、走行中の振動も大きいので、完全に雪道や氷結路でないと使用は厳しい。