この記事をまとめると
■車検は義務だが、実際に何をしているのかは知らない人も少なくない
■また金額についても場所によって差がある
■内容や安い車検と高い車検の違いについて解説する
車検の項目は意外に少ない
乗用車であれば2年(最初は3年)に1回の儀式としてやってくるのが車検だ。国によるチェックを受けてお墨付きをもらうというイメージで、そのために不具合を洗い出して、問題点は解消するのが目的だったりもする。漠然と費用がかかるなとは思うものの、実際になにをしているのかというと知らない人のほうが多いのではないだろうか? 今回は車検の内容と、それに対する整備について紹介しよう。
まず車検自体の内容だが、ライト類、ホーンなどの作動、ホイールナットの緩みなどを確認。実際の走りに直接関係するところでは、サイドスリップと呼ばれる直進性、排気ガス、ライトの向きと明るさ。あとは下まわりを見て、ひどいオイル漏れや排気ガス漏れがないかを確認するのが内容となっている。正直なところ、意外に少ない。
ただ、車検の際に行う必要があるのが24カ月点検だ。これはブレーキなどの分解整備を含むもので安全性に直結する部分もあるものの、実施しなくても車検は通せてしまう(後整備)のは事実とはいえ、キチンと点検を受けてから車検を通すようにしたい。法定なので受ける義務があるし、車検時には点検簿のチェックも行われる。