運転中のくしゃみで事故る例も! クルマの花粉対策は「持ち込まない」「外に出す」が基本 (2/2ページ)

エアコンフィルターは定期的な点検を!

 エアコンフィルターは定期的に点検したい部分で、花粉シーズン前というのはタイミングとして絶好だ。花粉だけでなく、排気ガスなどでも汚れ、2年ぐらいで真っ黒になることもある。そもそもエアコンフィルターの存在すら知らいない人もいるが、点検&交換方法は簡単なので、取扱説明書を読んだりして、トライしてみてほしい。

 また、車内の清掃は必須で、定期的に行なって、入り込んだ花粉を除去する。ただし、これがけっこう難しい。拭けば取れる樹脂類、そして車外に出せるマットはいいが、問題はシートなどのクロス部分。掃除機をかけるのは基本だが、シートなどの生地内に入り込んだものはなかなか出てこない。叩けば出てくるとはいえ、花粉症重症者なら即死もの。考えるだけでも恐ろしい。

 では、どのように車外に出すかというと、まずキーをオンにしてエアコンのファンを回す。正しくはエアコンは入れなくてよくて、ファンだけ回せばいい。そして外気導入にしてやると風に押し出されて自然に車外に流れ出ていく。つまり、走っているときにタバコの煙を外に出すのと同じ理屈だ。

 また家庭用では、薬局などで服にスプレーしておくと花粉を寄せ付けない製品も売られているので、事前にシートや内張りにかけておくのもいい。ちなみに、運転中にくしゃみをして、前のクルマにぶつかったなんていう笑えるような笑えないような例はけっこうあるので、運転自体にも注意したい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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