この記事をまとめると
■クルマの世界では過去の名車を現代に甦らせることが流行中
■スペック次第ではライバル車を上回るほど売れる可能性も高い
■当時の名残を残しつつ復活させればツボにハマる人は多いかもしれない
リバイバルが流行中! この波に乗せたいクルマとは
往年のイタリアン・スーパーカーのリバイバルブームも来るところまで来た感がある。というか、つい昨年のランボルギーニ・カウンタックLPI 800-4の限定112台生産という、ボスキャラ降臨モードによって、すっかり市場が形成されてしまった模様だ。
数年前にトリノのMATことマニファッチュラ・アウトモビリ・トリノが手がけた25台の「ニューストラトス」に続いて、ランチア・ストラトスにはイタリアだけでなく英国その他からも新たなレプリカ登場のウワサが絶えない。
また、ランチア・ラリー037はトリノのキメラ・アウトモビリによって、「Evo037」として復刻。往年のグループBマシンと同様に、中古ながらランチア・ベータ・モンテカルロのシャシーをベースにチューブフレームの屋台骨ごと造り上げ、パワートレインやサスはモダン化した臓物を積むというレストモッドで37台が世に送られるという。
スーパーカー憧れ世代が潜在的ユーザーとなって、しばらく続きそうなブームだが、ならばいっそこれ作ってよ! 的なリクエストが、クルマ好きの居酒屋談義でなされる今日この頃。メーカーに声が届くとは限らないが、「あってもよくない?」的3台は、以下の通りだ。
1)ランボルギーニ・チーター
カウンタックLPI800-4で味をしめたランボルギーニが早晩、ミウラ復刻版を検討するであろうことは誰しも合点がいく。シアン起源の6.5リッターV12のハイブリッド・パワートレイン、つまりシステム総計814馬力をFR化して市販するのはいくら電制しても無茶っぽいので、4WDでも乗る人から文句は出ないはず。ならば4WDでV12気筒を追求するにはいっそSUV、チーターがいい。
採用はされなかったが1977年に米軍向けの高機動車としてミルスペックを目指して開発された1台だけに、オーセンティック感とレア性は抜群。後の市販モデルにして民生バージョンのLM002より、いっそ本物のチーターとして復活させれば、NIGOや藤原ヒロシも乗ってくれるかもしれない。5.2リッターV12を積んでいたLM002は、一説によれば328台しか生産されておらず、メルセデスGクラスの勢いを止める強力ライバルになるはずだ。