雰囲気がおしゃれなクルマは顔もオシャレだった!
オースチン・ヒーレー スプライトMk-1
元レーシングドライバーのドナルド・ヒーレー氏がオースチンと手を組んで設立されたオースチン・ヒーレーブランドから1958年にリリースされたライトウェイトオープン2シーターがスプライトだ。
もともと若いユーザーをターゲットとし、軽量かつ安価なスポーツカーとしてリリースされた同車は、ボンネット上にちょこんと乗っているかのようなヘッドライトがエクステリアの最大の特徴で、グリルの形状と相まってなんともユーモラスな雰囲気を持っている。
じつはこのヘッドライト、点灯しないときは格納されるリトラクタブルヘッドライトとしてデザインされていたのだが、コストの兼ね合いで固定式になったという逸話があり、そのおかげでフロッグアイ(英国)やバグアイ(アメリカ)、カニ目(日本)といった各国での愛称にも繋がったと考えれば、むしろ固定式にしてくれてよかったとも思えてしまう。
スバル・プレオニコット
1998年に登場したスバルのトールワゴン、プレオに2000年に追加された派生グレードのニコット。その名のとおりニコっとしたフロントマスクが最大の特徴で、元々は1999年に開催された東京モーターショーにCNGエンジン搭載車として参考出品されたモデルだったが、そのルックスが好評を博したために市販化されたものだった(エンジンは通常のガソリンエンジンとなっている)。
ベースはSOHCマイルドチャージ(スーパーチャージャー)エンジンを搭載したCVT車で、エクステリアはフロントセクションの変更が中心。イメージカラーがイエローだったこともあって、某有名ゲームキャラクターを意識したのでは? と別の意味でも話題となった1台だった。