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昭和オヤジ泣かせの装備だった! 画期的かと思った「ミラーレス」のクルマが普及しないワケ (1/2ページ)

昭和オヤジ泣かせの装備だった! 画期的かと思った「ミラーレス」のクルマが普及しないワケ

この記事をまとめると

■ミラーレスのクルマがいくつか存在

■しかし思ったほど普及が進んでいない

■考えられる理由について解説する

革新的な技術にもかかわらず思ったほど普及せず……

 デザイナーが未来のクルマを描いたスケッチなどを見てみると、あることに気が付くと思います。そう、これまでのクルマには必ずついていた、サイドミラーがついていない、もしくは極小のデザインになっていることが多いのです。

 現実にも、レクサスESをはじめアウディe-tronやホンダのHonda eといった、早々に「ミラーレス」を実現したクルマも存在します。まだ、未来のスケッチのように完全にボディから突起物がなくなるわけではなく、細い棒のようなものがサイドミラーの代わりに装着されていますが、どんどんミラーレス車が増えてきて、技術が進歩していけば、それもなくなるのではないかと予想されていました。

 ところが、思ったよりもミラーレス車は広がらず……。同様に、ルームミラーにカメラの映像を写す液晶ルームミラーも、後方視界の死角を減らしてくれるという革新的な技術であるにもかかわらず、なかなかユーザーには浸透していないように感じます。なぜでしょうか。じつは、さまざまなデメリットがネックとなっているのではないかと考えられています。

 まず、ミラーレス車に初めて乗った人が抱く感想として、意外にも「車幅感覚がつかみにくくて怖い」という人が多いのです。個人差はあるかと思いますが、私たちは無意識のうちにサイドミラーの両端を目安として、車両の幅がどのあたりになるのか、見当をつけていたということです。なので、それが細く小さな棒になると運転席から先端が見えにくく、どこで車幅をつかんでいいのか戸惑ってしまうことに。

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