文化が異なればクルマに対する立ち位置も変わってくる
しかし、そうした日系チューニングカーブームはあっけなく消え去り、今度はマスタングやダッジチャージャー・チャレンジャーなどアメリカンマッスルカーが復活する。
こうした中、米系と日系の自動車メーカーも正規出展も増えていく。
2010年代は、ピックアップトラックやSUV、そしてマッスルカーが混在するようになったが、直近ではアウトドア重視のキャンプ関連で、いわゆるバンライフが流行っている状況だ。
今度は欧州に目を向けると、ドイツのエッセンショーがある。こちらは、メーカー系の出展はほとんどなく、メルセデス、BMW、フォルクスワーゲンなどのチューナーや、旧車がメインだ。欧州系ホイールメーカーなどはエッセンショーで新作を発表することが多い。そのほか、フォルクスワーゲンのファンミーティングというイメージが色濃い、オーストリアのヴェルターゼは、様々な欧州車が集う。
とはいっても、高級車ではなく、あくまでも庶民の楽しみというアットホームな雰囲気がとても良い。カスタマイズカーショーは、国や地域の文化が反映されており、それぞれ違った味わいがあるものだ。