この記事をまとめると
■ホンダから新型ステップワゴンが登場
■価格は約300万円から
■いま300万円前後のクルマを購入する場合の選択肢を検証する
フリードであれば「Modulo X」も射程内
2021年はミニバンの当たり年、そして間違いなく、Mクラスボックス型ミニバンが激戦を繰り広げるであろう1年になる。そう、2021年1月に新型ノア&ヴォクシーが発売済みで、春には新型ステップワゴン、年内にはセレナもフルモデルチェンジされるというウワサである。
さて、ここでは約300万円スタートと言う価格が判明した、新型ステップワゴンを軸に、300万円前後のクルマを購入するとして、ほかにどんな選択があるかを、ちょっと視野を広げて検証してみたい。
同種のMクラスボックス型ミニバンでは、もちろん、新型ノア&ヴォクシーやセレナが射程内に入ってくる。ノアなら事実上の基本グレードとなる2リッターガソリン2WDのGが297万円。新型でエアロモデルのみになったヴォクシーは同基本グレードのS-Gで309万円と、ちょっと高くなる。セレナはと言えば、さすがにe-POWERは選べず、フツーの2リッターガソリン車になってしまうが、それでもエアロ系のハイウェイスターVが307.0100万円である。
とはいえ、現在、ホンダ車に乗っていて、ホンダディーラーとも親しいので、自動車メーカーは変えられない……。しかし、ドライバー本人が年齢を重ねていたり、家族構成が変わったりして、全幅1750mmに達すると言われているステップワゴンのサイズまではいらない、というなら、ホンダ内のダウンサイジングミニバンと言えるフリードがある。ホンダセンシングなどの先進機能は新型ステップワゴンに遠く及ばないだろうが、コンパクトカーでもミニバンならではの室内空間、見晴らし視界を譲れないのであれば、適役かも知れない。
もちろん200万円前半から買えるのだが、もし、新型ステップワゴン エアーの300万円スタートという価格を基準すれば、ハイブリッドのe:HEVクロスターの4WD、301.84万円や、走りが磨かれたよりスタイリッシュなModulo Xの295.0200万円も予算内となる。